フケとは、皮膚の老化により
剥がれた古い角質のことです。
生活する上でフケが出るのは
仕方ないことですが、
正しい頭皮ケアと生活習慣によって
改善できます。
フケは頭皮からでる
垢のようなものです。
皮膚にはターンオーバーと呼ばれる
1ヶ月程度で古い皮膚が
生まれ変わるサイクルがあります。
このサイクルにより剥がれた
古い頭皮の角質がフケです。
ターンオーバーが乱れると
良くない特性のあるフケが発生します。
それが次の2種類です。
・脂性フケ
・乾性フケ
それぞれの特性を解説します。
脂性のフケはサイズが大きく、
ベトベトしていることが特徴です。
粘り気があるため毛穴に詰まりやすく
抜け毛の原因にもなります。
脂性のフケが発生する原因は、
皮脂の過剰な分泌です。
皮脂の分泌量は性別によって差があり
男性のピークは10代〜60代で、
女性は30代までです。
男性のピーク期間が長く
男性ホルモンが大きく影響します。
また、皮脂分泌には季節も関係します。
例えば夏の暑い時期に代謝が良くなると
皮脂腺の活動も活発になり、
皮脂の分泌量が増えます。
皮脂の分泌にともなって起こるのが、
皮脂を餌とする
フケの原因菌の異常増殖です。
この原因菌の異常増殖によって
かゆみや炎症の元となる
脂性のフケが発生します。
乾性のフケはこまかく
カサカサしているのが特徴です。
頭皮の乾燥が原因で発生します。
皮脂の分泌が多いことが原因である
脂性のフケに対し、
皮脂の分泌が少ないことで発生するのが
乾性のフケです。
皮脂が少なくなることで
ターンオーバーのサイクルが早まり、
未熟なまま剥がれた角質が
乾性のフケとなります。
なお、乾性のフケは
頭皮が乾燥する秋から冬の時期に
発生することが多いです。
乾燥肌の方も頭皮が乾燥しやすいため、
乾性のフケができやすい状態です。
また、乾燥した頭皮はとても敏感なため
少しの刺激でも炎症を起こして、
かゆみの原因にもなりますので
注意しましょう。